憧れのお部屋「バロック様式とロココ様式」編



こんにちは!

皆さんが考える理想のお住まいはどんなものをイメージしますか?

今回は、私の愛してやまない「バロック様式」と「ロココ様式」を意識した

お部屋づくりを

CLANZ目線で、ポイントや特徴を抑えながらご紹介します!


西洋アンティーク家具の専門店様の家具を一式揃えるだけでも雰囲気はでますが、あと一歩こだわりたい。

家具だけでは中途半端に感じ、インテリアも意識したい。

そんな方に是非、読んでもらいたいです。




「バロック様式」

17世紀~18世紀/1675年~1725年/ルイ14世

この時代の特徴はなんといっても豪華絢爛なインテリア・建築様式です。

シンメトリーのお部屋、モチーフは植物や貝、天使などが多く使用され

彫刻や金箔、シャンデリアや鏡を使用した豪華で煌びやかな作りです。

絶対君主制の強い王権を誇示するように芸術と建築の技術が詰め込まれています。

「バロック」の語源はポルトガル語で「歪んだ真珠」を意味する「バローコ(barroco)」に由来し

当初は、バロック建築の過剰なまでの装飾や自由で動的な表現に対する蔑称として用いられました。

ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」が代表的です。


「ロココ様式」

18世紀/1725年~1770年/ルイ15世

この時代になると、パステルカラーが取り入れられ、猫脚などの曲線的で優美な雰囲気をもった装飾が増えます。

モチーフも植物や貝、天使に加え、ストライプや花柄が流行しガーリーなかわいらしいインテリアになります。

ロココの語源は「ロカイユ(貝殻装飾)」で、貝殻・小石・岩などをモチーフにしているようにも見えますが、実際には抽象概念を形にしたものです。

建築様式ではなく、主に室内装飾に当てはまる様式の事で

建物全体の建築スタイルはバロックの時と変わりません。

元の建物をそのままに、職人による華やかなインテリア装飾が花開きます。

まさにリノベーションですね!



以上、2つの様式の特徴を踏まえて

カーテンと、お部屋全体の写真を比較してみてください。




壁紙、ファブリック、家具に使用されているデザインが一緒です。

そしてシンメトリーに作られています!

同一のお花柄を、椅子のカバー、パーテーション、天蓋カーテン、壁紙に使用しています。


こちらのお部屋は、

ロココ調の特徴であるパステルカラーとお花のデザイン、

繊細で優美な装飾が施された家具で揃えられています。



次はこの2部屋です。シンメトリーな建築様式がわかります。

上記2部屋に比べシンプルなデザインで、こちらはロココ調と並行して生まれたネオクラシックスタイルです。

マリーアントワネットの時代、フランス革命の頃はこちらの様式も流行していました。

よく観察すると、机の脚の緩やかなカーブ、椅子や造作家具の装飾はロココ調を感じるかわいいデザインです。





バロック様式・ロココ調のお部屋づくりで押さえたいポイントは

シンメトリーになるように家具、インテリアを置く。

ファブリックと壁紙のデザインをそろえる。

上記2点です。

特に、ファブリックと壁紙のデザインを統一するかどうかでお部屋は変わります。

部分的にそろえるだけでも効果はあります。

また、カーテンをバランスやトリムを使用したスタイルにすることでも雰囲気は変わります。

是非、CLANZにご相談ください。



バロック様式で作られた「黄金の檻」と呼ばれるヴェルサイユ宮殿に閉じ込められていた貴族たちは

ルイ14世の亡き後、もともと所有していたパリの邸宅に戻り

内装を新しいスタイル「ロココ」にリノベーションを行っています。


今を生きている私たちも、理想の住まいにむけてリノベーションしませんか?

お問い合わせお待ちしております。