寝室におすすめの床材とは? 選び方のポイントを解説


疲れた体を休めるための寝室は、ぐっすりと眠れるよう工夫を凝らしたいものです。「静かに眠れるように防音性能を高める」「光が入ってこないように遮光カーテンを使う」といった工夫は、多くの方が実践していることでしょう。しかし、意外と気にされていないのが寝室の床です。ここでは、寝室におすすめの床材をご紹介します。



■床材の種類・デザインは多種多様。部屋の用途に合わせて選ぼう



最初に、床材の選び方のポイントを知っておきましょう。床材には多くの種類があり、それぞれ特徴が異なるため、部屋の用途に合わせて使い分ける必要があります。


まず注目しておきたいのは、その部屋に水まわりがあるのかどうかです。洗面所やトイレ、キッチンといった水まわりのある空間では、床が水で濡れることを考慮しなければなりません。そのため、耐水性や防汚性に優れ、掃除もしやすい床材を使うのが基本です。一般的には、クッションフロアやタイル、プラスチックタイルなどがよく使われます。


また、水回りのない部屋では、「誰が」「どんな目的」で使うのかを意識して床材を選ぶのがおすすめです。たとえば、お子さんが元気に遊ぶ子供部屋なら、防音性に優れたコルクが向いているでしょう。木の温もりや質感を好むならフローリングが、床に直接寝転びたいのなら柔らかいカーペットが適しています。


そして、歩行感や足触りも必ずチェックしましょう。部屋の用途にもよりますが、歩きにくかったり滑りやすかったりする床材には、少し注意する必要があります。特に日本人は、室内だと裸足で過ごすことが多く、素足で歩いた時の足触りは無視できない要素です。


これらのポイントを考慮して床材の種類を決めたら、最後に色や柄を選びます。壁や床、インテリアなどとの相性も考えて決定しましょう。カタログだけでは雰囲気がわかりにくいので、なるべく大きめのサンプルを用意するのがおすすめです。



■寝室の床材は、冷えや騒音を防げるカーペットがおすすめ



数ある床材の中でも、寝室に最適なのがカーペットです。大きなメリットとしては、床からの冷え防止が挙げられます。一戸建ての1階、特に板張りの洋室の場合、足元から這い上がってくるような冷気に悩まされることも多いでしょう。カーペットなら、冷えを防いで足元を暖かく保つことができます。


また、繊維質であるがゆえに、防音効果が期待できるのもカーペットの特長です。最も理想的なのは防音カーペットですが、防音機能のないものであっても、一定の防音性能を発揮してくれます。床から響いてくる騒音を軽減できるのはもちろん、お子さんの走り回る音などが階下に伝わるのも防いでくれるのです。築年数の古いマンションでは特に有効でしょう。


その他、床のホコリを舞い上がりにくくしたり、ベッドの足で床が傷つくのを防いだりといったメリットもあります。デザインが豊富で、インテリア性が高いのも大きな魅力です。その部屋に適したカーペットを選べば、騒音や足元の冷えなどを軽減しつつ、まるでホテルのようなインテリアを実現できるでしょう。



■カーペットはホコリやダニに注意。防ダニ・抗菌効果のあるものを!



寝室の床材として大いにおすすめできるカーペットですが、デメリットもあります。それは、ホコリやダニの温床になりやすいことです。小さなお子さんのいるご家庭やアレルギーのある方の場合は、少し抵抗を覚えるかもしれません。


そのような時は、防ダニ加工や抗菌加工の施されたカーペットを使ってみましょう。これならダニや雑菌の繁殖を防ぎつつ、カーペットのメリットを生かすことができます。前述した通り、カーペットにはホコリを舞い上がらせない効果があるため、むしろアレルギーのある方にはおすすめできる床材です。毎日しっかりと掃除機をかければ、とても清浄で安全性の高い空間を保てるでしょう。



東京都を拠点とする株式会社クランツは、東京都内に関わらず全国各地で、一般住宅やマンション、オフィス、ホテルなどの内装デザインや仕上げ工事を行っています。インテリアデザインも得意としており、寝室へのカーペットの導入に合わせてオーダーメイドカーテンを入れるなど、お部屋全体のトータルコーディネートも可能です。


メーカーごとに種類豊富な内装材をそろえ、ご要望に沿ったご提案をお約束します。内装仕上げ業者をお探しの際は、ぜひクランツまでお問い合わせください。