無機質な空間を生まれ変わらせる。エレベーターの内装リフォームのポイント


ビルやマンションの内装デザインにおいて、手を抜いてしまいがちなのがエレベーターの内部です。建物自体はデザインされた空間で清掃が行き届いているのに、エレベーター内だけ殺風景で汚れも目立ち、華やかなエントランスとのギャップが大きい……という残念なケースは少なくありません。そこで今回は、エレベーターの内装リフォームのポイントをご紹介します。




■エレベーターの内装は、清掃しやすい化粧塩ビシートがおすすめ



エレベーターの寿命は比較的長く、しっかりと保守点検をしていれば、約20年間~25年間使用できます。そのため、まだ寿命まで時間がありそうなら、何か問題があっても全体を交換する必要はありません。エレベーターの印象を変えたり、汚れを目立たたなくしたりするのが目的の場合は、内装だけのリフォームが望ましいでしょう。


リフォームで意識しておきたいポイントは、汚れにくく清掃しやすいエレベーターを作ることです。エレベーターは人の出入りが多く、雨の日なら濡れた傘も一緒に入ります。当然、汚れるスピードがとても早いため、防汚性能や清掃のしやすさは優先的に考えなければなりません。


おすすめの素材は、ダイノックシートやベルビアンなどの化粧塩ビシートです。汚れだけでなく傷にも強いため、自転車や台車が載っても傷つきにくく、防炎物品なので万が一の火災時にも安心。さらに、耐薬品性にも優れ、アルコールや溶剤を使用した除菌・清掃も可能です。メンテナンスが楽になり、清潔で快適なエレベーターを保ちやすくなります。




■エレベーターの内装は、木目調や大理石調でおしゃれに演出



化粧塩ビシートは、機能性の高さに加え、デザイン性のよさもおすすめできるポイントです。木目調や大理石調など種類が豊富なので、無機質で殺風景だったエレベーター内にも、温かみや華やかさを与えることができます。エレベーターはエントランスとつながっていますから、エントランスの内装との相性を考えて選ぶといいでしょう。


なお、化粧塩ビシートはとても繊細な素材であり、下地作りにも技術を要します。施工業者を選ぶ際は、化粧塩ビシートについて専門的な知識を持ち、デザイン性も考慮してくれる業者に依頼するのがおすすめです。


株式会社クランツは東京都品川区を拠点とし、一都三県をメインにマンションやオフィス、ホテルなどの内装デザインや仕上げ工事を行っています。化粧塩ビシート工事をはじめ、化粧パネル工事など専門知識を要する仕上げ工事にも対応可能です。メーカーごとに種類豊富な化粧塩ビシートをそろえ、ご要望に沿ったご提案をお約束します。内装仕上げ業者をお探しの際は、ぜひクランツまでお問い合わせください。



<おすすめ記事>

「マンションの顔」にこだわる! 高級感漂うエントランスの作り方

https://clanz.jp/blog/naisoushiage/122672