皆さんこんにちは。
東京都品川区を拠点とし、一都三県をメインにマンションやオフィス、ホテルの内装デザインや仕上げ工事を行っている株式会社クランツです。
皆さんはインテリアを決める時、どのような点に目を向けていますか? 特にこだわりがないという方や、自分の好きな色を使っているという方も多いかもしれませんが、実はインテリアの色彩にはさまざまな効果があります。そのため、部屋の用途や会社のイメージなどに合わせて選ぶのが大切なのです。今回は、壁紙の重要性や選ぶ際のポイントをご紹介します。
■色が私たちに与える印象とは? 系統別に解説
色は人間のメンタルにさまざまな影響を与えることがわかっています。壁や天井は部屋の大部分を占めていますから、その影響力は非常に大きいのです。色の種類は言うまでもなく多種多様で、その効果も細かく分けられますが、まずは大きなくくりで考えてみましょう。
・暖色系
赤・黄色・オレンジといった暖色系の色には、人の気持ちを高揚させる効果があります。明るく元気な印象や親しみやすさを与え、ウキウキした気分にもしてくれるのです。アイディアも出しやすくなるため、企画担当者の部屋や個人用の作業部屋などに向いています。
・寒色系
青・グレー・黒・白といった寒色系の色は、気持ちを落ち着かせて集中力を高めるとともに、真面目・誠実・冷静沈着といった印象を与えてくれます。集中力の求められる事務職のオフィスや、誠実さが重要な弁護士事務所などに向いているでしょう。
・グリーンやウッド
刺激が少なく、メンタルをリラックスさせる癒し効果があります。休憩室におすすめですが、ゆったりした雰囲気の中で仕事をしたいのであれば、作業用のスペースに採用してもいいでしょう。ちなみに、観葉植物にも同じ効果が期待できます。
・コーポレートカラー
企業のイメージカラーであるコーポレートカラーを壁紙に採用すると、オフィスを訪れた人に強いインパクトを与えます。オフィスに一歩入るだけで「ああ、やっぱりあの会社だ」という気持ちを抱くので、コンセプトの主張やブランドアピールなどに役立つでしょう。
■壁紙選びはバランスが重要。メリハリの利いた空間を作ろう
壁紙選びの重要なポイントは、もちろん部屋の用途にあった壁紙を選ぶことです。しかし、「この部屋は◯◯室だから□□色」というような、単純な考え方をすればいいわけではありません。なぜなら、人は常に1つの作業だけをしているわけではなく、壁紙の色は居住者や企業のイメージにもつながるからです。
たとえば、元気に働きたいからといって暖色系で統一すると、気分が高揚しすぎて気が散ってしまう他、エネルギーを使いすぎてしまうことがあります。反対に、事務職のオフィスだからといって寒色系でまとめると、どうにも冷たくて硬い印象になり、スタッフはもちろんお客様に不安を与えるようなことになりかねません。
特に意見の分かれやすい部屋としては、会議室が挙げられます。データを基に冷静に話し合いたいのであれば寒色系が向いていますが、リラックスして発言しやすくするのであればグリーン、いろいろなアイディアを出してぶつけ合うのであれば暖色系の方がいいかもしれません。つまり、バランスを考えた壁紙の色選びが重要なのです。
よく使われる方法としては、一部の壁の色だけを変える「アクセントカラー」があります。文字通り、その部分がアクセントとして機能するため、メリハリの利いた雰囲気になるのです。あまり多くの色を使うとまとまりのないデザインになってしまいますから、まずはベースとなる色を決め、アクセントとして同系統の色を1~2色使うなどしてみるといいでしょう。
とはいえ、この辺りのバランスの取り方はなかなか難しいものです。実際に施工する際は、内装の施工経験の豊富な専門業者に相談するのが望ましいでしょう。
どこに施工するのか、どのようなイメージにしたいのかによって、最適な素材や色を提案してくれるはずです。
■簡易的なイメージを出さないためには…?
オフィスビルの受付やオフィス内、マンションのエントランスなど、少しエレガントに高級感を出したい場合は、ビニールクロスではなく「化粧塩ビシート」や「化粧ボード」で施工するのがおすすめです。
もちろんビニールクロスを否定している訳ではないのですが、木目やメタリックなど種類が豊富で、自然素材をしのぐ質感があります。
クランツでは、化粧塩ビシート工事や化粧パネル工事など、専門知識を要するさまざまな仕上げ工事に対応しており、ご要望に沿った最適なご提案をさせていただきます。内装工事の幅広い知識を持った担当者が、現場管理まで責任を持って行うので安心です。壁紙についてお困りごとがあれば、ぜひクランツまでお問い合わせください。